2019/04/16 12:39

電波はどれくらい届きますか?

使用している無線モジュールのスペックでは、以下のようになっています。

・室内/アーバンレンジ : 60 m
・屋外/見通しレンジ : 1200 m (2019年3月以前出荷分は、750m)

実際には、使用する部屋の電波的な特性、お客様などの人の状況、他の電波を使う製品などの条件などによって異なりますが、屋内でも20〜30m、屋外で100m程度の使用実績はあります。
わたくしたちでの屋内での使用事例の1つとして、EX THEATER ROPPONGIのフロア後方に設置したカメラを、舞台袖の直接見通せない場所から制御できた実績があります。途中にはスピーカーなどがあり、直線距離では30mほどとなります。また、ラジオ局のブースでガラス越しでの使用や、ホールの映写室の壁越しで利用できた実績もあります。

もっと遠い距離でも使えたよ! という事例があればは、ぜひFacebook ページやメールなどでお知らせください!

なお、使用している無線モジュールは、2019年4月以降出荷分については「XBee S2C」を、以前は「XBee Pro Series 1」を使用しており、日本国内での認証が得られたものとなります。

他の無線機器との干渉はありませんか?

Wi-FiやBluetooth、ワイヤレスマイク、電子レンジなどでも使用されている、2.4GHz帯の電波を使用している関係で、影響は排除できません。特に、2.4GHz帯を利用したワイヤレスマイクや映像などの伝送装置は、かなり広範囲の帯域を占有するため、影響は受けやすいといえます。

なかでも、オーディオテクニカSYSTEM10は、使用する周波数帯を指定できず、状況に応じて使用する周波数が切り替わるため注意が必要です。基本的には、マイク本体、マイクのレシーバと、雲台側制御ユニット、雲台リモコンとの物理的な距離を離すことで影響を受けにくくなります。たとえば、マイク本体と雲台の間の距離が、数10cm〜1m程度だと影響が顕著に出ることがあるので、注意が必要です。

同じ2.4GHz帯を利用したワイヤレスマイクでも、LINE6のワイヤレスシステムの場合は、通信に使う周波数帯を設定できるので、MP-101無線リモコンキットが使用する帯域とかぶらないように設定することで近距離や狭い部屋での運用も問題ありません。

他の機器の設定が変更できない場合は、MP-101無線リモコンキット側の使用する電波帯域を変更することで軽減できることもあります。

また、ビデオカメラなどのWi-Fi機能でのライブビュー機能を使用すると影響が受ける可能性が高いため、Wi-Fi機能については5GHz帯を使用することをおすすめします。

電源は何を使いますか?

・リモコンは、単3電池3本を利用します。アルカリ乾電池もしくはエネループなどのニッケル水素充電池がご使用になれます。

・雲台側制御ユニットは、MP-101本体から電源供給を受けます。MP-101は単3電池4本、もしくはACアダプタから給電可能です。

雲台側のACアダプタはどんなものが利用できますか?

ACアダプタはBescorの純正品は出力DC 6V 700mAとなっていて、プラグはセンタープラスで外形5.5mm、内径2.1mmのものが適合します。ただし、国内で多く流通しているACアダプタのプラグだと若干長さが足りず抜けやすいものが多いため、コネクタの加工もしくは付け替えなどが必要となるものもあります。

なお、当方の手元のMP-101の内部回路上は、9VのACアダプタでも利用できるのを確認しており、より速い速度での動作が必要な場合は、9VのACアダプタの利用も可能です。MP-101自体は、基本的には供給される電源電圧によって、最大速度が変わる設計になっています。

低速での使用でよい場合は、エネループなどのニッケル水素充電池での使用や、USB→DCコネクタのケーブルを使用してACアダプタの代わりとするすることも可能です。たとえば、「カモン DC30-5521 USB-DC電源ケーブル」などのケーブルが利用できます(ただし、DCプラグ側のコネクタを加工して、端子部分が長く露出するようにする必要はあります)。

雲台のパン、チルトの速度は多段階で制御可能ですか?

MP-101付属のリモコンはスライドボリュームによる動作速度の変更が可能ですが、パン、チルトは共通、パン、チルトの制御はON/OFFのみとなっています。

MP-101無線リモコンキットでは、MP-101付属リモコンのボリュームによる制御に対応する制御は、3段階の切り替えとなっています(ジョイスティックの押し込みにより3段階切り替え)。

それに加え、ジョイスティックを傾ける角度によって、MP-101の動作速度が多段階で変化するようになっています。パン、チルトは独立して制御されます。ジョイスティックの傾きによる速度制御は「PWM制御」によっています。PWM制御は、ON/OFFを高速で切り替え、ONになっている時間の幅を変えることで、速度を変える方式です。

ビデオカメラのズームなどの制御はどのようなカメラが対応していますか?

対応しているのは、LANC対応のビデオカメラです。LANC(ランク)はソニーによる独自規格で登録商標でもあるため、キヤノン、JVCはLANCとは明示せず「REMOTE端子」との表記で対応しているものがあります。

MP-101無線リモコンキットの接続端子は、2.5mmのミニジャックとなります。ソニー製品ではカメラによっては、LANC対応であってもAVリモート端子やマルチ端子(ソニー独自のMicro USB端子を拡張したものです)を利用しており、そうした製品で使う場合は、別途変換コネクタが必要となります。

AVリモート端子への接続は、リーベックのA-3AVが必要となり、マルチ端子の場合は、前述のA-3AVなどに加え、ソニーのVMC-AVM1が必要となります。ソニーのマルチ端子搭載ビデオカメラでも、一部製品はLANCでなく、さらに独自の制御プロトコルを採用しているため利用できません。上記のVMC-AVM1の対応機種をご確認ください。

なお、対応しているカメラとLANCでの制御対象の機能については、リーベックZFC-Lカメラ適合表が、参考になるかと思います(すべてのカメラで対応を確認しているわけではないので、あくまで参考まで)。

MP-101無線リモコンキットでは、ズーム、録画開始終了、フォーカスのほか、AF/MF切り替え、OSDのON/OFFにも対応していますが、対応カメラは限られます。AF/MF切り替え、OSDのON/OFFについては、すくなくともキヤノンHF G10、XA25、XA35では動作確認しています。

このカメラでこの機能が使えた、使えなかった、動作が微妙だったなどの情報は、ぜひとも、Facebook ページやメールなどでお知らせください!