有線LAN版バージョンアップについて
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※写真のDJI RS 2、フォーカスモータ、カメラ、LANケーブルなどは付属しておりません
※受注生産での対応となりますので、発送まで1週間〜10日程度お待たせすることがございますこと、あらかじめご了承ください。
有線LANでDJI RSシリーズを操作するためのモジュール
DJI RS 2、RS 3 Pro、RS 4、RS 4 Proを有線LAN経由で操作するためのモジュールです。専用のリモコンないし、市販のVISCA over IP対応のリモートコントローラが利用できます。
RS 2、RS 3 Pro、RS 4、RS 4 Proが対応しているカメラの制御やフォーカスモーターの制御も可能にしています。主にズーム操作はフォーカスモーターをレンズのズームリングに装着し、フォーカスの制御はジンバル本体とカメラをUSBなどで接続して操作する想定で設計しています。
LANC対応のビデオカメラのズーム操作をご希望の場合は、「Project92.com PTZ Remote:DJI RS制御ユニット LANC対応版(有線LAN版)」をお求めください。
Project92.com PTZ Remote:DJI RS制御ユニット LANC対応版(有線LAN版)
https://shop.project92.com/items/81620904
プロトコルは独自プロトコル(UDP)に加え、VISCA over IPに対応しています。独自プロトコルではパン・チルト・ズーム(PTZ)操作に加えて、ロールの制御も可能です。VISCA over IPの場合はロールの制御はできません。
独自プロトコルについては近日公開予定です。
対応するジンバルについて
・DJI RS 2
・DJI RS 3 Pro
・DJI RS 4
・DJI RS 4 Pro
のみとなります。DJI RS 3、RS 3 Miniなどは、RSAポートがないため対応しておりません。また、RSC 2、Ronin 2、Ronin-SCなどは、本機が使用しているDJI R SDKのプロトコルには非対応のためご利用になれません。
カメラの制御はRS 2、RS 3 Pro、RS 4、RS 4 Proの機能に依存しております。対応機種、機能については、「Roninシリーズ互換性ガイド」をご覧ください。
https://www.dji.com/jp/support/compatibility
専用リモコンでの操作
専用リモコンでの操作は、独自プロトコル(UDP)によるもので、パン・チルト・ズーム(PTZ)操作に加えて、ロールの制御も可能です。
ジョイスティックで操作するリモコンに加え、加速度センサ・ジャイロ・地磁気センサを利用した「モーションセンサリモコン」を提供しております。
対応するVISCA over IPコントローラ
VISCA over IPへの対応については、2023年12月時点では以下のもので動作検証しています。
・Kato Vision KT-KC20
https://takumidevice.base.shop/items/72678949
・Telestream Wirecast 15.2.1(1 Beyond VISCA/UDP)
・Bitfocus Companion 3.1.2(Sony: VISCA v2.7.0モジュール)
https://bitfocus.io/companion
・Roland VR-6HD
VISCA over IPについては、主にソニーによるプロトコルと、PTZ Opticsによるプロトコルの大きく2つがあり、可能なかぎり両方に対応(ただしUDPのみ)していますが、すべてのコントローラでの動作を保証するものではありません。
将来のファームウェアアップデート(センドバックでの対応)によって、対応するコントローラを増やすことも検討しています(ハードウェア的なリソースの制限から、VISCAに加えて、他社のプロトコルを同時対応は難しいのはご承知おきください)
PTZのポジションのプリセット・リコール
最大64ポジションのパン・チルト・ロール・ズームの位置のプリセット・リコールに対応しています。ズーム位置のプリセットは、DJI RS 2、RS 3 Pro、RS 4、RS 4 Proに接続したフォーカスモーターをズームリングに装着し、フォーカスモーターの終点キャリブレーションが完了していることが必要です。なお、ダイヤル機能を介したパワーズームレンズの制御においてはズーム位置のプリセットには対応しておりません。
専用リモコンの場合はジョイスティックによるリモコンでは12ポジションのプリセット・リコール操作に対応しています。モーションセンサリモコンでは、プリセット・リコールの操作はできません。
プリセット・リコールの操作は、VISCA over IPで制御が可能ですので、Bitfocus CompanionとStream Deckの組み合わせもおすすめです。
Bitfocus Companionでの制御
Bitfocus Companionはオープンソースのソフトウェアで、市販のStream Deckなどのコントロールサーフェスを使って、さまざまな機材を制御できるものです。さまざまな機材に対応した「モジュール」が提供されており、本製品の制御には、「Sony: VISCA」モジュールに加えて、「Generic TCP and UDP module」がご利用になれます。
Sony: VISCAモジュールでは、パン・チルト・ズーム操作のほか、フォーカス制御のコマンドによってDJI RS 2、RS 3 Proのダイヤル機能の制御が可能です。VISCAにはロールの概念がないため、ロール操作については、「Generic TCP and UDP module」で制御できるようになっています。
操作できる距離について
本製品はTCP/IP(UDP)を利用しているため、ルータを超えた遠隔地の操作も可能です。接続は100BASE-TX、10BASE-Tのいずれかとなります。Auto MDI/MDI-Xには対応していないため、リモコンとDJI RS制御ユニットを直結する場合は、クロスケーブルもしくはクロス変換器経由での接続が必要です。
通常は同一セグメント内での利用を想定しており、100BASE-TXでは機器間の距離は100mとなっていますので、直結の場合は100m、HUBを経由した場合は、最大2台HUBのカスケードで205mとなります。光変換などすれば、接続距離は飛躍的に長くなります。
ルータ超えで接続する場合は、本機と専用リモコン双方の設定用Web UIで、IPアドレスやデフォルトルートなどの設定が必要となります。
電源について
電源はDJI RS 2、RS 3 Pro本体から給電されますが、本機の消費電力が大きいためジンバル付属の標準のバッテリを利用する場合は、ACアダプタなどで給電されることをおすすめいたします。
取扱説明書
取扱説明書を以下で公開しております。商品の操作方法などについて記載しておりますので、併せてご覧ください。
https://www.dropbox.com/scl/fi/n3iha38g7w8yca6zcuds4/Project92-PTZ-Remote-Manual-2024-10-Wired-Version.pdf?rlkey=vm6dtdtxss6pf2dif0hj7tov6&dl=0